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なぜ名称が変わったのか?
ロッソ熊本からロアッソ熊本に名称が変わった理由は「商標」を登録するためです。Jリーグはグッズなどの販売を独占的に行うためにチーム名の商標を取ることを義務づけています。「ロッソ熊本」では商標が取れないことが判明したために、チーム名を「ロアッソ熊本」に変更しました。
ただし、これについてはサポーターなどから不満の声が上がっています。 なぜサポーターから不満の声が上がったのか?
その理由は第一に事前に変更することが分かっておきながら、そのことを公表していなかったということです。名称の決定・商標の申請は、運営会社アスリートクラブ熊本がどこにも公開せずに進めていました。変更することは全く公表されていませんでした。これが発覚したのは匿名掲示板での報告からです。
第二に新名称が公募等を行わず、勝手に決められたことです。「ロッソ熊本」は公募という手続きを経て決定されています。その名称が公募を経ずに「ロアッソ熊本」になってしまったということです。 第三に名称「ロアッソ熊本」そのものについてです。今までの「ロッソ」という名称を略称でも呼べるような名前になっていない、継続性がない名前となったことについて不満の声が上がっています。 変更の公表をしなかった問題
実は第一と第二の理由は密接に関連しています。ロアッソ熊本という新名称を公募せずに勝手に決めた理由は、公募を行うと名称が漏れてしまい、商標登録をされてしまう可能性があるためです。そのため、変更は秘密裏に進められていました。
しかし、名称を変更すること自体は公表できたはずです。この件についてはアスリートクラブ熊本も「大失態」を認め謝罪しています。 ロッソを残した名前にならなかった理由
第三の理由、「ロッソ」という略称を残せるような名前にならなかった理由はなんでしょうか。たとえば「XXXロッソ熊本」や「ロッソXXX熊本」といった名前にすれば略称ロッソ熊本に出来るはずです。
そうしなかった理由は「類似商標」を恐れたからでした。つまり、そのような登録できない可能性がある名前を避け、より確実に登録できる名前「ロアッソ」を選択した、というわけです。 これについては、いわば「石橋を叩いて渡る」戦略を選択したわけで、とにかくJに入りたいという気持ちが生んだ悲劇といえます。サポーターとしては納得は出来ません。しかし、対処方法はあると思います。 愛称ロッソを残していこう
もはや「ロアッソ熊本」になってしまい、「ロッソ熊本」は無くなってしまいました。しかし、「ロアッソ熊本」を愛称として「ロッソ」と呼ぶことは今でも出来ますし根拠もあると考えます。
たとえばイタリア・セリエAのACミランは「ロッソネロ」と呼ばれます。これは赤黒という意味であり、そのユニフォームの色から来ているわけです。このように欧州ではチームカラーをチームの愛称として呼ぶ例が多いのです。 だったらロアッソになっても「赤」をチームカラーとするロアッソ熊本は愛称を「ロッソ」(イタリア語で赤)と呼んでも何も問題はないはず。むしろ、欧州っぽくていいんじゃないか、というわけです。 愛称としてとにかく私たちがロッソと呼んでいけばいいんです。そうである限りロッソは不滅です。ロアッソ熊本はロッソであり、ロッソとしてJ2に昇格するのです。 アスリートクラブ熊本の説明会でも、公式ではそういう愛称は出せないが、スタジアムで叫んだり、旗を作る分には問題ないという話しがありました。 私としては正式名称は「ロアッソ熊本」になっても愛称ロッソであるからロッソと呼びたいと思います。呼び方としては「ロアッソ熊本」もしくはその愛称として「ロッソ」を使っていきます。ですので、このサイトも「rosso-penya」のままで運営していきます。 |