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ロアッソ熊本公式サイト

ここの記事は原則 skoharaのロッソ熊本ニュースをまとめたものです。

ロッソ、三菱水島とドロー

JFL後期第15節、ロッソ熊本は三菱水島FCと対戦、1−1で引き分けました。これにより2位以内が確定しました。

4位以内を決めた凱旋試合だったのですが、複雑な心境の人が多かったのではないでしょうか。昨日の改名騒動が観客動員に影響を与えていたのは間違いないと思います。非常に出足が悪く、最初はどうなることかと思いましたが、なんとか増えて3432人。しかし4位以内を決めた後の試合としては寂しい結果です。選手達には申し訳ないです。

アルデラスは試合前から段幕を掲げました。「ロッソ熊本は県民チームじゃないのか」「スタンドの声をフロントは聞いてくれ」。そして、WE ARE ROSSOのコールが始まります。なぜか自然に涙が出てきました。その他、いろいろな団体が段幕を掲げていました。もちろん、J2参入を喜ぶ段幕もありました。



試合

そして、試合。ロッソは故障した市村に替わって右サイドバックに福王を入れました。また熊谷が中盤に復帰。出場機会が少ない選手を1人ぐらい試すかとも思いましたがほぼベストメンバーでした。そして、前半。自分は正直、サッカーに集中できなかったです。まあ、ロッソが攻めきれず見せ場が少なかったというのもあるかもしれませんが、なにか思いにふけってしまいました。前半はほぼ互角の展開だったと思います。

でも後半にはサッカーの面白さを再び味わっていました。ロッソの猛攻、耐える三菱。しかしロッソは高橋の強烈シュートで先制します。このまま、ロッソペースかと思いきや、上村が綺麗なオウンゴールを見せ、同点に。しかし、既に4位以内確定していることもあって、スタンドには悲壮感はなく、サッカーを楽しむ雰囲気でした。ロッソはその後もいい攻めはあったのですが、結局はゴールを割れずドロー。でも、何か後半はサッカーってやっぱり面白い、と思えた試合でした。

試合後

試合後、しばらくしてアルデラスはコールを再開します。このまま居座ってAC熊本から改名についての説明を引き出そうという行動だとすぐにわかったので、私もその場に駆けつけコールを続けました。とにかくACが出てくるまでやる、という粘りの行動の結果、なんとか電話で説明会開催まで約束出来ました。しかし、それでも当事者が実際にゴール裏に出てくるまでコールを続けます。ようやく上保さん、後藤専務取締役が登場。



当日の5時からの説明会を約束されます。最初はサポ5〜10人の出席とのことでしたが、交渉の結果、結局希望者全員、と言っても40人ほどですが、入れることに。5時までしばしの休息です。そして5時からの説明会ですが、これについては詳細な模様をお伝えします。長くなってきたので別項目で。

改名についての説明会、記録

最初に結論を短く書いておきますと、来シーズンJに上がる場合、商標を確保した「ロアッソ」に改名するしかない、という話しでした。

以下、説明会の詳細です。
まず最初に。以下は全てを網羅しているわけではなく一部しかメモできなかった部分もあり、もしかしたら誤解を招く部分があるかもしれません。このメモの書き方だけで判断しないでください。

それから、私個人としては今回ちゃんとした説明会を即日ひらいてもらったことをAC熊本に感謝し、経緯についてはある程度納得しています。ただし、その結果として出来た「ロアッソ」という名前を感情的にいまだ受け入れられない部分があるのは事実ですが。
では、以下、メモからの記録です。

場所はKKウィングの会議室、人数は40〜50人ぐらいでしょうか。マスコミも入っています。説明を行ったのはAC熊本の上保さんと後藤専務取締役です。

入ってみると、ホワイトボードにはロッソの歩み・年表が書かれていました。まずは、これを使って過去のいきさつ、経緯の説明がありました。以下、その内容です。

  • 2004年、県民運動推進本部が出来、ロッソ発表、その後にAC熊本が出来る。このときに商標の認識がなかった。
  • 商標もJの昇格基準の一つである
  • 今、2004年の頃を知る人間は社内におらず、そのときの詳細についての質疑には応えられない。
  • 2006年7月、準加盟の説明会があり、このときに初めて商標を認識、Jリーグの顧問弁理士に調査を依頼
  • その結果、ロッソが取られていることがわかる。
  • 商標を買うには資金がかかり、借りるにも将来的に財政を圧迫すると判断、新名称にすることに(Jからも指示が)
  • ネーミングライツの会社に新名称を依頼、ロッソのイメージが消えない名前をという指示をした
  • ロッソが前後に付く形を弁理士に相談した結果、類似商標で取れないとの判断
  • ロアッソなら大丈夫だろうということになった
  • 2006年の終盤にはロアッソの商標を取っていなかったが、申請中なら可とJに言われた
  • 一般公募したらどうかとの声も一部役員からはあったが、急がなくてはならないこと、応募者に先に商標を取られる心配があることもあり、公募はしなかった。2007年も同様の(応募者に先に商標を取られる)懸念から公募はしなかった
  • Jの事務手続きをクリアするのがACの役目、それを優先させた。
その後、質疑応答に移りました。

Q:2006年末に申請し、2007年から改名していればスムーズだったのではないか?
A:特許庁の正式承認を待つ関係で2007年頭からは難しい。資金的問題もあり、資金が出来てから申請したかった。

Q:三年間愛着のある名前、変えることだけでもなぜ公表できなかったのか?
A:それは今では反省点。早く決めたいとの思い。

Q:同じ問題が他のJリーグチームで過去出ているのに、誰も気づかなかったというのは引っかかる
A:過去ACにいた人に聞いたことだが、商標の認識はあったが多数の分類を取らなくてはならないということまでの認識はなかった。

Q:新名称に反発がある。来シーズンはロアッソでも次のシーズンから変えられないのか。
A:資金的には難しい。将来、その時点で皆がどのように考えるかによる。今はJ2に上がるためにこれでいかせてもらう。

Q:熊本は商標に使えないと言ったが、FC東京などがあるが?
A:この場ではその経緯はわからない。わかり次第伝える。ロアッソはロッソというイメージを残したかった。

Q:愛称、通称としてのロッソは?
A:仮に愛称が付いても商品は作れない。サポーターの旗や叫ぶ分にはかまわない。公募もしたいが(先に述べたように)出来ない事情があった。トントンと事が進んで、配慮が足りなかった面もあるが、Jに行きたいがため。商標だけはどうしようもなかった。名前については熟慮したつもり。

Q:なぜ説明がなかったのか? 説明があれば混乱は起きなかったのでは?
A:それについては反省しかない。しかっり反省してこのようなことがないようにしたい。

Q:ホームページなどで相互通行の運営をして欲しい。
A:ホームぺージでの掲示板などは敗戦が多いときなどクレームが多くくる場合もあるので、慎重になるようにJから言われている。

Q:昨年が12月から申請可能なら今から複数申請して、投票で決めることが出来るのでは?
A:資金的問題があるし、今は目的のない登録は出来ない制度になっている。

Q:現在のグッズはロッソと入っているが問題ないのか?
A:今、請求は無いが、請求があれば変えなくてはならない。

Q:商標を買い取れないのか?
A:相手の立場もあるのでゆずってもらえない。競りと一緒で額が高額になる。

Q:このような知的所有権は誰が決めているのか? ロアッソはだじゃれみたいでレベルが低い。決めるプロセスを明確にして欲しい。
A:ロアッソの意味は正式発表で。今後は誤解の内容にやっていきたい。

Q:チーム名は後々まで響く。県民運動なのに密室で決めている。もうちょっと広い人材で決めて欲しい。
A:言い訳に聞こえるが今回は時間がなかった。

Q:2004年の頃を知る人間はいないというが、前田社長は2004年当時から社長だったのでは? 商標を知らなかった人がそのまま社長でいいのか?
A:その話しについては今日はご容赦願いたい。

Q:ロアッソのセンスを考えるとマスコットも心配だが?
A:答えにくいが、一部ネットに出ている画像は違います。

Q:実際に名前が変わって始動するのはいつか?
A:1月から新チームになる。12月は一部混在。

Q:ロッソ熊本で申請して却下されても署名運動して特許庁に訴えるがどうか?
A:(長い回答でしたが、今の時代では難しい、とかそういう答えでした)

Q:ロアッソから替わる可能性はあるのか?
A:これで申請しているので。これは昇格の条件なのでJに参入するならば変えられない。チェアマンにも今季は成績だけで、抜けの無い準備を、と言われた。まずJへ行くことを実現したい。

Q:今日4位以内が決まった後の最初のホームの試合だが、前田社長は来ていたのか?
A:来ていたが所用で今はいない。
質問者:この話し合い以上に大事にする所用があるか疑問。努力はわかるが、ネットで先に流出してしまった件など、前田社長から一言言って欲しかった。今後も問題が出ると思うがぬかりなくやっていただきたい。昇格のスピードが速すぎたからという理由は頑張ってきた選手に失礼。

Q:今後、気持ちを裏切るようなことがあれば不信任を出されるという覚悟でロッソを導いて欲しい

Q:表記ロアッソで読みロッソは出来ないのか?
A:公式に出すことは難しい。応援では止められないが。

Q:発表の時には社長自ら行って欲しい。
A:報告したい。